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だって、暴力みたいな好奇心で、欲望で、あなたはぼくに触らないのだもの。

同じものに何度も欲望できない。女は自分のことだけが好きで、ぼくのことが好きなわけではなく、ぼくは、ぼくが誰かを気持ちよくできるという達成感を求めて、きみたちに触る。わけで、スタンプラリーみたいになるのは当たり前だと思うんだ。ぼくのことばかり責めるなよ。きみの欲望は全然面白くない。

 

欲望の主体と客体を履き違えた上、執着と生活の作り方も知らないような人間といたら必然的にセックスレスになる、多分。それ以外の理由もたくさんあると思う、というか、必要なのかも謎。一人の私的な関係にある人間を欲望させるのに外的な美なんかいらねえよ、強烈な欲がないことだけが問題なのであって、欲望の主体と客体を間違えるからハマらないのであって。実験は時間をかけなければ進まない、マラソンみたいに、わかりやすく、ゴール。そういうのが愛の形なら満足できるでしょうね。どういう物語を織るかにも、どういう雑菌の培地になるかにも興味ないのに、怠慢に「好きだよ」とか「さみしい」とか「飽きる」とか「わかる」とか、寒気がする。もっとエッチな話をしてくれや、寂しくなっちゃうじゃんね。

「あの子のこと今だけ忘れてよ」「わたしのことだけ見てほしいの」「わたしでイッたくせに」却下、死刑、突然戦隊ヒーローの話をしろ、脱糞でもすればいい。それがみっともなく感じて嫌ならば物語を織れ、記憶に強烈に残るための方法なんかいくらでもわかるだろ?感傷に浸りたいだけのやつも憧れられたいだけのやつも平穏でかわいくて最悪。外見が密に織られてなきゃどうにもならない、アメーバみたいな話をアメーバみたいな人の前で繰り返す。爆薬と心臓の薬は同じもので作れる。

磁場、新宿、

2017/05

 

大音量のインド音楽とそれに合わせて歌う男性たちの声が、ドアの外から3時間ぐらい聞こえていた。楽しそう。楽しそうな集団は怖い。去年は階段に人糞が落ちていて、一昨年は部屋から出た途端、ビニールシートと折りたたみの机を広げて数学の勉強をしている女性の机にドアをぶつけた。わたしの住む部屋の話。

新宿まで徒歩15分、家賃65000円、8畳の1Kで、低層だけれど夜景がきれい。もっとも、夜景にさして興味はないのだけれど。宗教団体の施設だって見えるしサイコーだね

わたしが住み始めてから3ヶ月もたたずにこのビルは、若い外国人が一部屋に何人か住むための寮になった。もともといた住人は1年ぐらいしてみんないなくなって、わたしだけが3年以上もそこにずっといる。斜め向かいの、食器や灰皿をくれた中年の女性は元気かしら。

 

イメージで作られたような都会、誰かの神様のいる場所を、離れる。

もう少し生々しい場所で同棲をする、してみる、

チョベリグ とは

敗残兵みたいなおっさんが永久に性欲を垂れ流してたまに成功しちゃうこと、カリスマ性を勘違いしたツーブロックが夢と生命維持ギリギリの金をエサにバカにバカにされてバカを使い潰すこと、感傷的なバンドマンがメジャーを馬鹿にしながら安酒で飛べる想像力を誇って肝硬変で死ぬこと、美しくないとどうしようもないこと、全部嫌いだけどどうしよ

 

我が身のおしゃれしか考えてないバカがなにを見聞きしたって必死で作られた料理がグッチャグチャのボロボロにされて最悪に飲み込まれていくだけ、何にも与えてやらなくていいだろ、なあ 、お前がいいものかどうかは知らないけど、誰か何かを大事だと、美しいと思えなくなるならお前ももう底なし沼だよ。
人に優しくするのは、私があなたを好きだからです。

 

 

ビジョンの持ち方がどうやったって革命でも最大多数の幸福でもないやつに金を追っても無駄だと、そう伝える幸福な皆さん 私も幸福な皆さん一味だと思うんだけれど、ビジョンが誤解されてるのであればゾンビのフリだっていくらでもするさ 伝わらないなら腐った肉だって食い散らかさなきゃいけないんだろ、わたしは、もっと色んなことを知らなきゃいけない。焼畑農業みたいな、全部食い尽くしてしまうようなことには未来がない。義務教育を受けた人ならみんな知ってるはずなのにどうして、灰で身を飾らずにはいられないのか。愛されたいし辱められたくないし、ナメられたくないのよな、わかる、一切を否定できないわー。お前の血はそんな所に流れてないでしょう。自分の言葉で喋りなさい、っていうのがどれほど酷なことか。毎日たくさんの望んでない他人を飲んで触っていなきゃいけない人生だったら私だって全部借りてくるし。

ダイソンのドライヤー

頭が臭いのをやめようと思った。

わたしはシャンプーが苦手である。髪が乾かないと紙にさわれないし、乾かすのは時間がかかるし、アトピーでシャンプーは合わないことの方が多い。シャンプーを探したり合わないものを即捨てする財力もない。よって、人生の5分の3ぐらいを「頭が臭い人」として過ごしてきてしまった。これは、時間として「頭が臭い」割合が多すぎるのではないのかと。

人と会わずに引きこもって仕事する日々、頭が臭すぎて突然のお誘いは断る、もしくは「頭臭いですけど差し支えございませんか」というどうしようもない質問を投げつけるという始末。こんな人生は嫌だ。現在展示中、在廊でお客様とお会いする機会も多く、こんなに頭を洗うことがストレスになっているのはなぜ?と考えたところ、「シャンプーが合っていないので使うと皮膚がボロける」「死んだ民宿の微風ドライヤー(¥1000)を10年使用」ということが大きいのでは?と気づき、シャンプーのテコ入れとパナソニックの頭皮エステ(快楽が伴えばシャンプーが苦痛でなくなるだろうという目測)、そして、現在市販品最強クラスと言われるダイソンのドライヤーを導入した。結果としてわたしは現在、毎日シャンプーを行なっている。髪は20分→3分で乾くようになった。

ダイソンのドライヤーは高い。零細自営業の私が手にするべき品ではない、いうことには疑いの余地がない。
実際、購入ボタンを押すときには手が震えた。風に5万も払うやつがあるか?と。バカバカしくはないかと。そんな金があるなら、いつ襲い来るかもわからない貧困に備え、貯金するべきではないかと。しかし、もう頭が臭い人生は辞めたかった。勇気を出して購入、使用してみたところ、飛行場のような雰囲気の音がする。
飛行機は人類の夢、であればこのドライヤーも人類の夢のようなものか、私は夢を買ったのか…形も飛行機みたいにかっこいいしもういいか、最高なんて考えているうちに髪が乾く。本当にすぐ乾く。私のように頭が臭いことで悩んでいる、しかし坊主にしたくないという人などはダイソンのドライヤーを買うといいと思います。本当にすぐ乾くし飛行機みたいでかっこいい。

 

room.rakuten.co.jp

 

駅で、等身大ちょうど口のあたりになる壁に嘔吐のあとを見た、なぜそんなことになったの、ふられた、仕事がうまくいかなかった、泥酔してみたくてやってみた、壁に恨みがある、とか色々考えたけどわからない。

泥酔して男に可愛がられる、もしくは最悪に鬱陶しいと思われながら介抱される、アタシを可愛がりなさいよの別語を永久にありとあらゆる風に撒き散らす女たちはいつどういうタイミングでチヤホヤも介抱もされなくなるんだろ。声が若さを失った時?肌が若さを失った時?全然関係なく、10000チヤホヤぐらい貯まった時?周りの人たちが許してくれてるってもう思えなくなった時?そもそも許されてると思っているのか問題はあると思う、わたしはその、構ってもらえなくなった瞬間の顔が見てみたいよ。彼女たちは何になっていくんだ。絶対壁なんかに一人で吐くことがなさそうな、たとえ吐いたとしてもその記憶は完全になかったことにできる女たち。