その一行を繰り返し舐めて

全身に甘く鳥肌が立つような言葉を、正確に見つけだす人達がいる。

堆積した死骸たちから、最高のものを掘り当てるのはとても難しくて、それが石油だったら王様になるでしょ。

わたしたちに文明を、光をくれるのだから、それぐらいの対価は当然だと思う。

 

わたしはその事実、「そういう人がいる」だけで充分。言葉はわたしの領分ではない。わたしは、ガラクタを並べ立ててさも高級そうに飾ることしかできないんじゃないかしら。

「喋れば喋るほど下品で、恥ずかしい、損をする」だからね、140文字で遊べる範囲でしかものを考えないようにしていたら、精神衛生が向上して知能指数が下がりました。

そう、わたしは馬鹿。

 

馬鹿なら黙れと叱られても、畜生なりに4本足で辿り着けるところまで足掻かなければ、人間様の思惑通りよ。そういうのは嫌でしょう。

「おまえはわたしより頭が悪い」と食ってかかるだれかさまの皿に、自分から乗る必要ないわよね。ここまで腑に落とすためにとても時間がかかった、もっと敏感でいないとよろしくない。

 

仕事の報告とか、レビューとか、拡散のための文章。

そういうことを素晴らしくやってのけることがわたしの仕事ではとても大事だけれど、書くための筋肉がなければ、最適解にたどり着くまでとても時間がかかるし、全身が痛くなって翌日起きるのも辛くなる。わたしはなるべく「わたしが助ける」と言ってしまいたいほうだから、もっと上手にやりたい。どこまで行っても同じ海、潮が速いとか凪いでるとか、そういうのは、深く潜れば気にならないと思ったのよね。

なるべく気持ちがいいように、溺れましょう。