思ったことはすぐ書き留めなければ流れていく。恋人が優しかったことも、道端の女の子の表情にひどく傷ついたことも、最悪な味のお茶を淹れてしまったことも。「あとで」なんてない。わたしたちは自分が信じるより軽率に大切なことを忘れる。刹那以外を大事にしようと思ったのはどうしてなんだろう。書き留めたって全部どこかに行ってしまうのに