磁場、新宿、

2017/05

 

大音量のインド音楽とそれに合わせて歌う男性たちの声が、ドアの外から3時間ぐらい聞こえていた。楽しそう。楽しそうな集団は怖い。去年は階段に人糞が落ちていて、一昨年は部屋から出た途端、ビニールシートと折りたたみの机を広げて数学の勉強をしている女性の机にドアをぶつけた。わたしの住む部屋の話。

新宿まで徒歩15分、家賃65000円、8畳の1Kで、低層だけれど夜景がきれい。もっとも、夜景にさして興味はないのだけれど。宗教団体の施設だって見えるしサイコーだね

わたしが住み始めてから3ヶ月もたたずにこのビルは、若い外国人が一部屋に何人か住むための寮になった。もともといた住人は1年ぐらいしてみんないなくなって、わたしだけが3年以上もそこにずっといる。斜め向かいの、食器や灰皿をくれた中年の女性は元気かしら。

 

イメージで作られたような都会、誰かの神様のいる場所を、離れる。

もう少し生々しい場所で同棲をする、してみる、